純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

純文学1000本ノック 67/1000 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

どうも、こんにちは。 今回はロシア出身の世界的文豪ドストエフスキーの晩年の代表作『カラマーゾフの兄弟』です。昔一度『罪と罰』で挫折して以来とっつきにくかった作者に再び挑戦してみました。 1.ざっくりあらすじ 父フョードル、長男ドミートリイ、次…

純文学1000本ノック 66/1000 中上健次『十九歳の地図』

どうも、こんにちは。 今回は中上健司の『十九歳の地図』です。四十六歳という若さでこの世を去り、日本文学界においてもはや伝説的な存在となった作者のデビュー作です。 1.ざっくりあらすじ 東京で予備校生として新聞配達員として働きながら、新聞配達員…