純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

純文学1000本ノック 62/1000 高尾長良『肉骨茶』

どうも、こんにちは。 今回は高尾長良の『肉骨茶』です。2012年新潮新人賞を史上最年少受賞し、芥川賞候補にもなった作品です。 1.ざっくりあらすじ 拒食症の赤猪子が母と訪れたシンガポール・マレーシアツアー中に食事から逃れるため、以前自分の高校に留…

純文学1000本ノック 61/1000 中村文則『銃』

どうも、こんにちは。 今回は中村文則の『銃』です。2002年新潮新人賞を受賞し、芥川賞候補にもなった本作。作者はその後芥川賞を受賞し活躍しています。 1.ざっくりあらすじ ある日、偶然拳銃を拾ったニヒルな大学生。拳銃の美しさに魅了され、翻弄されて…