純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

純文学1000本ノック 80/1000 大江健三郎『万栄元年のフットボール』

どうも、こんにちは。 今回は大江健三郎の『万栄元年のフットボール』です。日本人として二人目にノーベル文学賞を受賞した作者の代表的作品として世界中で読まれている作品です。 1.ざっくりあらすじ 妻との間に生まれた赤ん坊が重い障害をもっており、養…

純文学1000本ノック 79/1000 遠野遥『破局』

どうも、こんにちは。 今回は遠野遥の『破局』です。2020年芥川賞を受賞した本作。 1.ざっくりあらすじ 高校時代ラグビーをしていた主人公の陽介は、母校のコーチをしながら大学入学後も身体を鍛え続けている。彼は性欲に悩まされつつも、女性に優しくしろ…

純文学1000本ノック 78/1000 安部公房『砂の女』

どうも、こんにちは。 今回は安部公房の『砂の女』です。作者の代表的作品として、世界各国で翻訳されて読まれています。 1.ざっくりあらすじ 砂丘へ昆虫採集に出た男は、砂丘にある部落に一泊するつもりが、深い砂の穴に埋まりかけた家に監禁される。そこ…