純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-07-07から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 43/1000 太宰治『富嶽百景』 富士の中腹での生活

どうも、こんにちは。 今回は、太宰治の『富嶽百景』。 1.読後感 わりにさっぱりした感覚になった。 2.ざっくりあらすじ (1)富士へ 主人公(作者)は井伏鱒二を訪ね、富士三景に数えられる御坂峠の茶屋と行く。彼はそこで仕事をゆっくやろうとする。…

純文学1000本ノック 42/1000 ヘッセ『春の嵐』(ゲルトルート) 青春の甘く苦い思い出たち

どうも、こんにちは。 今回は、ヘッセの代表作の一つ『春の嵐』。音楽家の青春を瑞々しく描いています。 1.読後感 青春の熱情とそれを越えていく境目の昔を懐かしむような、心地よいものが身体にすっと入って来た。 2.ざっくりあらすじ (1)足 音楽家…