純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-02-05から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 3/1000 川端康成『雪国』 究極の審美眼を持った島村の悲哀

お久しぶりです、こんにちは。 今回は 川端康成の『雪国』を読んでみたよ。 1.読後感 綺麗な空想の中に自分も入り、そのやるせなさ(徒労)を島村と一緒に感じているみたいだ。島村の「徒労だね」という言葉の通り、終わりの見える情事(妻と子がいる為、…