純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2022-03-11から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 110/1000 高瀬隼子『犬のかたちをしているもの』

どうも、こんにちは。 今回はすばる文学賞を受賞した高瀬隼子の『犬のかたちをしているもの』です。 1.ざっくりあらすじ 主人公の薫は、二十七歳から郁也と付き合いはじめて三年になる。彼女は大学生のときに卵巣の手術をし、それ以来セックスに対する抵抗…