純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-07-14から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 44/1000 中村文則『掏摸』 

どうも、こんにちは。 今回は、中村文則の『掏摸』。私は初めて読みましたが、2005年に『土の中の子供』で芥川賞を受賞して、現在も話題作に事欠かない純文学作家です。 1.読後感 独特の重さがある文体とラストの微かな希望のような終わりに、呆気に取られ…