純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-07-01から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 41/1000 サルトル『嘔吐』 存在に対する吐き気が続く男の行く末は

どうも、こんにちは。 今回は、ジャンポール・サルトルの代表小説『嘔吐』。当時名の売れていなかった彼はこの作品において広く認められ、その後のフランス文学界の巨匠という地位を手に入れていく。 1.読後感 自分の存在がふわふわと急にどこかに浮かんで…