純文学1000本ノック

ただひたすらに純文学の読書感想を並べていきます。

2020-06-26から1日間の記事一覧

純文学1000本ノック 38/1000 芥川龍之介『歯車』 死を決意した男の心境

どうも、こんにちは。 今回は、芥川龍之介の晩年の代表作『歯車』。短編ということもありサクサクッと読了しました。 1.読後感 あまりにも有名な最後のただ一文「誰か僕の眠っているうちにそっと絞め殺してくれるものはないか?」。この一文に全ての感情を…